おすすめ温泉宿
先日の「恋愛バトンロング」の質問に答えながら「温泉」が思い浮かびました。
私は本来箱根や軽井沢といった山の中の湖系が好きなのですが、
なぜか「露天風呂」とか「温泉」というフレーズを聴くとここを思い出すのです。
下田温泉 下田大和館
もともと伊豆は何度か行ったことがあるわくらいの土地で、
好きでも嫌いでもなく愛着もなかったんですが、
(お好きな人や地元の人すみません^^;)、
下田近辺にドライブで行ってから、だいぶ印象が変わりました。
そしてここに泊まってからは一気にfavarite値が上ってしまいました☆
このあいだテレビでも出ていたのですよこのお宿。
(ナイナイの番組でサーフィンをするという回で永井大くんがゲストで岡村と二人でここに寄って着替えたり、お部屋の露天風呂に入っていました)
ここは客室がオーシャンビューで部屋に露天風呂がついているのです。
ええ、素晴らしい眺望とお風呂です。
近くにはいい海岸があって部屋からも波に乗っているサーファーが見えました。
私が泊まったのは年末近くだったのですが、さすが伊豆地方!ちっとも寒くなくて普段着で歩けるくらいの暖かさでした。
真冬にも関わらずたくさんのサーファー達が波に出ていました。
海になじみのない生活をした私にはあまりにも非現実的な光景で、まるで映画の中に入り込んでしまったようでした。
波にいる人たちを見て、ほんとにサーフィンが好きで来ているんだろうなぁと、大切な場面に立ち会っている気持ちになりました。
このお宿に泊まったときは年末のあれやこれやを放棄して来ていたのですが、
この辺りだけ世間の空気から外れているようでとてもゆっくりできました。
この地方の気候と相まって、なんだか地域全体があたたかいんですよ。
下田というところはペリーが来た場所としても有名で、あちこちにその記念碑とか旧跡があり、南国情緒満載の植物や木々が自然に存在しています。
日本なのにどことなく異国っぽい風味。
伊豆急下田駅から続くの街並みや自然、下田港の入り江。
自然の中に点在する数々の名所や旧跡。
宿の部屋から見える多々戸浜や岬、そして圧倒的な海の分量とそれに溶ける月や太陽の光り。
この土地の空気は、なんとなくやさしい感じがしました。
外から来た者をやさしく迎えてくれる空気。旅先なのに心が解ける感覚でした。
伊豆地方ってなにげに開発が進んでいませんよね(悪意はありません!)。
鉄道や道路など交通事情があまりよくないみたいですが、
それがこの優しくて親密な空気を保っているのかなあと思いました。
私は密かに伊豆急下田駅界隈とかの雰囲気が好きなんです。
箱根湯本駅をいつも連想してしまいます。終着駅って似るのかな?
観光地の執着駅って独特の雰囲気があるのかもしれませんね。
活気があってそしてちょっとさみしくて。
でもこの空気感は世代を超えても同じなんですよきっと。
そういう変わらない空気の色(イメージではセピアかなって思うんですけど)をまとっている場所に、知らず知らず惹かれてしまいます。
波長があうな、と思う土地や場所に行くとなぜか「あ・まずい!」って無意識に思います。
「おもらししそう!」
・・・じゃないですけど、自分ではどうしようもない感情が一瞬だけ浮かびます。
「まずいまずいまずい・・・」と思うけどいつのまにか、あるいは知れば知るほど好きになっちゃう。
なんだか恋バナのようですが、私はそんなふうに街や場所を好きになるようです。
旅は経験だけでなく、感覚を味わうことでもあるんだな~と思う私は、やっぱり宝石やブランド物よりも旅を選ぶでしょう。
その感覚を味わえるうちは、ですけど☆
旅には必ず始まりと終わりがあって、出発の時の高揚感・期待感と、終わりが近づいたときのなんともいえない感じと、日常生活へ戻るというあきらめ感がまるでひとつの物語のように自分の中で完結するんじゃないかと思っています。
ひとつの物語のなかに最初から最後まで自分が登場しているという感覚が好きなのでしょうか。
だとすればそれって、ゲームに夢中になる子供のようなものなのかな~とちょっと思ったり^^;
まあでも宝石を手に入れる満足感よりも旅への欲求が勝っている限りは、
子供の(ような)気持ちを忘れずにいるんだと思うことにします。
(成長しないとは思わずに^^;)
でも最強なのは(自分に似合う)宝石やブランド物を身につけての旅だったりするかもしれないのはヒミツに♪
旅はいいですね。