なんちゃって冬のソナタ
軽井沢で気に入った写真がいくつか撮れました。
そのうちのひとつがこれ。
冬ソナに出てくる道みたいに思えて思わず撮っちゃいました。
並木道、好きなんです*^^*
軽井沢で気に入った写真がいくつか撮れました。
そのうちのひとつがこれ。
冬ソナに出てくる道みたいに思えて思わず撮っちゃいました。
並木道、好きなんです*^^*
前の晩に荷造りをして目覚ましを6時にセットした。7時には出発するつもりだった。
前日には台風7号が関東に上陸するぞという天気予報が外れていた。
起きたのは8時。目覚まし思いっきり停まっているし!
しかし相方は怒らなかった。前夜に久々の飲酒をしたせいで自分も目覚ましに反応しなかったらしい。
私は静かに慌てながら支度を始めた。久々にコンタクトを入れ化粧なんぞしてみる。
春夏に愛用の香水↓も手首に点け、耳たぶにも手首で触れ香りを移す。
NHKの朝ドラを観ながら支度を済ませ、9時過ぎに出発。
台風一過で雲ひとつない青空。車は多いのに空気が澄んでいる感じ。
車は結構走っていたが渋滞ほどではなく順調に流れていた。
途中、上里で食事をした。相方は吉野家で豚キムチ丼卵付き。私はパン屋でパンを3つ。
無料のお茶と一緒にいただいた。SAはとても混んでいた。世間はやっぱり夏休みなんだと思った。
ガソリンを入れる。ハイオク・満タン。リッター134円くらいか。なぜ高いハイオクをわざわざ入れるのかわかんないといつも思う。
女性でいうとヒアルロン酸入り美容液の位置づけか?それともSK-2の即効性のあるたっかいマスクなのだろうか?
11時15分頃、上信越に入る。この頃からカーナビのテレビの映りが悪くなってきた。
相方はずっと「渡る世間は鬼ばっかり」を観ていた。^^;
私はこのドラマを観たことがない。大昔に友人から「観ると性格が悪くなるよ」と言われたことがあったから。
相方は詳細を説明してくれる。大勢の登場人物だけでも大変そうなのにその内容は考えるだけで生きるのが辛くなってきそうだ。
以前、相方と韓国ドラマの「冬のソナタ」や「天国の階段」「オールイン・運命の愛」を観たことがあった。
韓国ドラマのパターンで、日本では考えられないくらいえげつないいじめがあるが、それを観る度に相方は本気で怒っていた。
今は私ひとりで韓国ドラマを観るようになったが、「渡鬼」がある限り「大丈夫。日本も負けていないから」と思う。
音楽をかけることにした。相方の強いリクエストがあった。
岡村靖幸のアルバムだ。・・・そうです相方は岡村の大ファン。
彼の悲報(って亡くなってないが!!)を知り、最近ずっと意気消沈をしているのだ。
なので私は相方の望むように岡村音楽の世界に沈んだ。
しかしそれだけで済まず、佐久ICを出てから一般道に入ってすぐのCDショップで岡村のアルバムを仕入れる相方。
・・・2泊3日の旅は岡村デイズだった。(TT)
12時40分過ぎ、北軽井沢近辺で23℃の気温だった。
軽井沢で東京より6℃低く、北軽井沢はそれよりも更に気温が低い。(東京では35.6℃)
13時から14時半くらいまで北軽井沢にあるショートコースで浅間山を目の前に18ホールまわった。
軽井沢に来たらここのショートコースか、近くにある乗馬をするのが定番になった。
今回は割りと混んでいて他に2グループくらいまわっていた。ひとつのグループはどうやら韓国の人たちだった。
考えてみると軽井沢に来てはじめてアジアの観光客に遭ったかもしれない。
いつの間にか年に一度ここでしかゴルフをする機会がなくなったのでスコアは惨憺たるもの。
景色を愉しむためのものだからと自分をなぐさめてコースを後にした。
18ホール2500円。貸しクラブ付き。お高めだが、景色がいいので全然OK。
パターゴルフもある(超お安い!!!500円)。
ショートコースの後、浅間牧場茶屋に寄って馬やうさぎを横目に展望台(山の上)まで散歩。
相方はミルク大ジョッキ300円をごくごくと飲んだ。私は牛乳が苦手なのでパス。
その後は旧軽井沢に降り、予約していたホテルにチェックイン。
荷物を置いて、ホテルから歩いて銀座通りを散歩することにした。
16時過ぎの銀座通りはほどほどの人出だった。
軽井沢観光会館にて家から持ってきたパソコンを起動。ここでは無線LANができる。
相方がネットをしているそばで携帯から日記を更新したが途中で代わってもらってパソコンからも日記を更新した。
宿泊するホテルはネット対応じゃないのでここでネットを見るしかない。
銀座通りの奥にある猫の店は大好きなお店で、来るといつも何か買ってしまう。
「シブレット」に入ってカキ氷が食べたかったが店員がいないし気配さえない。
すぐに出て「ちもと」でカキ氷を頼んだ。
宇治ミルク。
そしてチャーチストリート内にある「ちゃたまや」でシュークリーム2個150円×2個購入。
夕食の後のおやつとして買ったが夕食はホテルで洋食のコースを予約してあった。
飲み物にスパークリング・ワインをオーダー。えらく美味い。
楽天でも買える。↓「カペッタ バレリーナ ロッソ」のロゼ(赤?)。1000円以内で。
お安いけど(このホテルでは1500円だった)、キール・ロワイヤルが大大大好きな私にはストライクのお味♪
デザートワインみたいに甘くて口あたりが良くて飲みやすいけどアルコール度数が7%!
「呑み過ぎないように」と相方は私にはちょっとずつしか注がない。呑み足りない~☆
夕食は一番お安いコース。私はワインがあって十分だったが相方には足りない量らしい。
シュークリームを買っといて正解。部屋でお茶を淹れて「水10」のミラクルタイプSPを観ながら食べた。
(2日目に続く)
これは観光会館にあったパネル。大昔の追分駅。(真ん中の丸い光はデジカメのフラッシュ)
浅間山が噴煙をあげている。ヘビーだ・・・。
実際、今回の旅の間じゅう、浅間山からは少ないながらも噴煙が出ていた。
時代は今も続いている。
7時半モーニングコール。(7時にセットしておいたはずだが・・・)
朝食はダイニングルームでバイキング形式。和食でも洋食でもお好きなものをどうぞ☆
陽射しがきれいに入る中庭を眺めながらゆっくりと食べた。
部屋で「はなまる」を観てからチェックアウトをして、車はそのままで軽井沢銀座へ向かう。
軽井沢観光会館でパソコンをしながら軽井沢銀座の景色をぼーっと観ていた。
まだ午前中の陽射しの中でギャルソンの格好をした人やシェフの格好をした人が大量にパンを抱えて歩く姿がみられる。
ホテルやレストラン、喫茶店やペンションの人などが食事に出すためのパンを買いに来る光景だと思う。
ああいいなあと思う。別荘族の人や観光に来た人ももちろん買いに来るけれど、プロもわざわざ買いに来る。
うまく言えないけどそういうのってなんか好きな気がする。
少しでも美味しいものを、少しでも出来立てを。おもてなしって心遣いのような気がする。
私たちも今夜の夕食のための買出しをする。今夜はコテージに泊まるので食事はついていないのだ。
「フレンチベーカリー」でフランスパンを1本。
「ブランジェ浅野屋」で胚芽ブレッドを1斤。
「つちや」で五一わいん(白)のエコノミー(1升)を1本。
「腸詰屋」で粗引きソーセージを1パック。
あとはアウトレットに行った時にコンビニで買い足すことにした。
食材を車に積み込んでいった場所は「軽井沢ゆり園」。軽井沢プリンスのスキー場だが、一面にゆりが咲いているらしい。
・・・咲いてないし。
入場料にリフト代込みになっていて1000円。今の時期はゆりが咲いていなくて「最悪の時期」。
そのせいで今だけリフト代が込みになったようだった。全然咲いていないけど景色はいい。
リフトに乗っている時に撮られた写真が1000円だった。合成写真だったけど記念なので買った。(ここには載ってません)
然林庵でお茶。食事も摂ることにした。
ポークシチューセットとホットサンド(トマト・大葉・ツナ)とアイスの水出しコーヒーをイタリアンローストでとアイスカフェラテ。全部で3200円。
私の左腕にはまっている白いのが「ホワイトバンド」。300円。
テラス席で食べた。店内にはジャズが大音量で流れていたが夜のほうがいい。
(二日目の2に続く)
軽井沢のアウトレットで買物。渋滞もなく駐車場に入ることが出来て、そんなに混んではない。
これは軽井沢アウトレットのウエストとイーストの近道で、プリンスホテル中の芝生の途中。
近道となる芝生が開放されてすごく良かった☆パターゴルフもあるし、犬も人も思い思いのことをしていた。
アウトレット周辺には中国から観光で来ている人が多かった。プリンスホテルにお泊り?
前日の韓国の人たちもそうだが、日本の避暑地の印象はどうですかね?
ここ昨年あたりから日本のあちこちで中国からの観光客が増えたなぁと思った。
銀座とかでもたくさんいて、買物を楽しんでいたり・・・。中国は好景気なんだ。
70年代は中東、80年代は日本人、そして2000年代からは中国人が海外旅行の比率を占めるというがなるほどと思った。
買物を済ませ、コテージに行く前に万平ホテルに寄ってお茶をした。
アイスロイヤルミルクティーとアイス抹茶ミルク。700円と650円なり。
車寄せに立っているスタッフは本当に感じがいい。
夕方の気配がする中で今夜泊まるコテージへ向かった。
三笠ホテルに近い地域にあるそこは思っていたより暗いイメージだった。こわぇ~!
山中で電波が届かず、テレビが砂嵐だった。今夜は「電車男」なのに参ったわ。
玄関の扉の内側に「危険ですから猿にエサを与えないで下さい。」と張り紙があった。
食材を冷蔵庫に入れ、荷物を解き、台所で使うものを洗ったり、お湯を沸かしたりした。
辺りを散策しようにも暗くて怖い感じがしたので外に出ないことにした。
着替えてTシャツとハーフパンツでいると心なしか寒い。
木立に囲まれているここは陽が差し込むこともなく涼しさが保たれているのかもしれない。
まだ6時くらいだったが一通りコテージの中を見回ると何もすることがない。
砂嵐の中でニュースを観ていると、悲惨な事件が繰り返し報道されている。
同じ時間軸の中にいるというのに別世界のように感じてしまう。
気が付くと、昨日今日と人と触れ合う機会がほとんどないなぁと思った。
旅ってもっといろんな人と接する機会があって刺激を受けるものだったような・・・。
ザッツ観光地としての軽井沢は観光客を受け入れるプロだから仕方がないのかな。
それとも自分のほうが、何度も来ている軽井沢に対して傍観者としての術を身につけてしまったのだろうか。
まだ早いけどいいよねと食べて呑むことにした。
呑んだくれのテーブル。汚い・・・。酔っ払っていると気にならんのね。
ソーセージをボイルしてパンをちぎり、明太子入りチーズとマーガリンをアテにワインを呑んだ。ソーセージぷりぷり♪
五一わいんはいろんな種類があってランクもあるが、今回買ったのはエコノミー。
お安いから買ったので仕方がないが、ちょっと酸味があった。でもまずまずの味でよかった。
五一わいんは軽井沢に来るといろんな種類を買っているがはずれがない。高いのはもちろん美味しいが、それなりの値段でも不味いのがない。
フレンチベーカリーのフランスパンはジョン・レノンが大好きだったパンで、皮がパリっと香ばしく中がもっちり。
薄く切って口に入れると、きしゅっとした食感と共に味がひろがって何ともいえず旨い。
なぜここでしか買えないのかと残念になる。うちの近くでこれに近いバケットはない。
夕方からだらだらと呑んだくれて、買ってきておいたレトルトのパスタも食べながら「電車男」まで観た。
途中、相方がやけにコテージに何かいそうだ、とか侵入者がどうたら、とか言い出した。
周りは真っ暗だし、室内はやや暗め。しかし私はお酒も入って気にしていなかった。
気が付くと、五一わいん1升のうち半分くらい減っていた。1.8Lの半分。
「電車男」が終ってちょっとすると、観る番組もないし砂嵐なので寝ることにした。
相方は2階の寝室にさっさと上がってパタパタしている。さっき戸締りとか自分でしていたのに?
はしごみたいな階段を上がるともう寝ていた。階段のそばに大量のティッシュがくしゃくしゃと山積みになっていた。
???と思っていると、「蛾がいる・・・捕まえられなかった」とぼそりと言い、また眠りについた。
えええ蛾~!?と辺りを見渡すと、傍に気配を感じた。ふっと顔を向けるとパタパタと部屋の中を舞っている。
しええええ~!!!!と思いながらも、〇ンチョーのスプレー缶とティッシュを手にとった。
きゃつは2階の寝室から階段を降り、下のリビングに逃げ込んでいった。
くそう明かりを消して真っ暗なのに・・・テーブルの上は呑んだくれ食い散らかしたまま。
覚悟を決めてそれから30分くらい死闘を演じた。かすりはするけど逃げられる。
〇ンチョー、全然効かんやんけ!ティッシュにはかすった時の蛾の燐粉がべっとりとくっついている。
考えたくないが、きゃつの胴の太さは成人男子のぶっとい親指の太さくらいあり、ばっと羽を広げると握りこぶしくらいの大きさ。
相方はさっき「もういいよ」と言っていたが、こんなのが頭の上や部屋の片隅にわっさわっさと飛んでいるかもと思うと寝れねーんだよ☆
私は完全に酔いから覚醒した。夜中にティッシュを手に、スプレーを振り回し追いかける様は傍から見たら怖かろう。
何度か見失ったがやっと仕留めることができた。ティッシュで何重にもくるんで燃えるゴミに捨てた。
涼しいのにうっすら汗を感じた。ベッドに入っても目の前に梁があるのと、格闘したせいで眠れなかった。
3時くらいまで暗闇の中でらんらんと目を光らせて室内をスキャンするように見渡していた。
呑んだくれながら相方が言った言葉も頭をぐるぐるとまわり、誰かが窓の外から中を窺っているような気がして怖くて仕方が無かった。
もう永遠に朝なんて来ないような気がした。地震が来て梁に顔を潰されるか、浅間山が噴火して溶岩に飲み込まれるか・・・とも思った。
目をこらしても真っ暗で目を閉じても真っ暗で、自分の意識だけが宙ぶらりんになっていた。
(3日目に続く)
素敵なお店だった。私の好みのインテリアというか雰囲気!庭も外観も。
ぐっぴーGoGoさん がお薦めしてくれたローストビーフサンドイッチが美味しいお店「パインズランチョネット」
***********
軽井沢も3日目。最終日を迎えた。
相方が、呑んだくれたままのテーブルを片付け、洗い物をしている音がする。
しかし私は階下の音を耳にしながら、瞼と身体を動かすことができないまま横になっていた。
昨日の格闘が響いたのか起き上がることが出来なかった。な、情けない・・・。
昨夜7時15分ごろに地震があり、けっこうな揺れ方をしていたが、呑んだくれていたことと、旅先だからあがきようがないなとある意味冷静なひらきなおりもあってスルーしていたが、何事もなくよかったよかった。
今日はランチに「パインズランチョネット」に行きたかったので、朝食は摂らずに早めにここを出ることにした。
10時チェックアウトなのだが、9時前にはここを出て精算を済ませ、軽井沢銀座の観光会館で相方はパソコンをしていた。
軽井沢ロータリーを過ぎて、銀座通りのすぐ傍に軽井沢町営駐車場があるのでそこに車を停めていたがこの時間は空いていた。
ものすごくいい場所なので2時間700円。ちょっと離れると1回(一日)600円やかなり歩くと500円とかになる。
相方がパソコンしている間に、ブランジェ浅野屋でラスクをお土産に買い込んだ。
だんだんおなかが空いてきた。早くサンドイッチを食べたい感じ。
10時前に相方が終わり、時間が早いけどお店に行こうかということになった。
お店自体は今の時期(夏期)、8時か9時くらいには開いている。
ランチは11時からなので単品で頼むしかないかなぁと覚悟を決めて向かった。
店構えがなかなかいい感じ。ガーデニングっぷりが素敵♪駐車は3台可能だった。
わ~☆めっちゃめちゃ好みだよ~☆
中に入ってみた。
うわ~☆どストライクかもこの雰囲気・・・。この家(店だってば!)まるごと欲しいくらい好きだぁ♪
飾ってあるものも、置いてある雑貨(買うことができる)もさりげないのにすごくオシャレで実用にもいいのばっかり。
メニューはモーニングセット(スープ、3種のオリジナルサラダ、パン)があり、お目当てのスープセット(野菜スープ、日替わりサンドイッチ)は今日はチキンサンドの日だった。
スープセットは11時からのメニューだったので、心に決めていたローストビーフのサンドイッチと紅茶を単品で頼むことにした。
相方は、モーニングセットだとスープもつくし、いろいろ(3種類のサラダ)つくからそっち頼もうか?と言ってくれた。
単品で頼むから自分の好きなのでいいよと言ったらわかったと相方は答えた。
お店の人(柔らかくてふわっとした雰囲気の女性)がメニューを聞きに来てくれたが、もしよかったらお値段はセットより高くなりますが、ローストビーフサンドイッチでスープセットにしましょうかと言ってくれた。
願ってもないことだったので、いいんですか?と嬉しげに言ったら、ぜひ野菜スープを召し上がってみて下さいとおっしゃった。
相方はツナサンドとアイスコーヒーを頼んだが、これもスープセットにしてもらった。
11時にはまだだいぶ時間があるのに申し訳ないと思いつつ、すごく嬉しかった。*^^*
近くのテーブルで食べていたカップルはモーニングセットを食べているようだったが、オリジナルの3種類のサラダがとても美味しそうだった。
パンのお代わりが一個100円でできたり、細かい融通が利くようなメニューが多く、感心した。
他にアフタヌーンティーセット(お好みのサンドイッチ、スコーンで2名から)などがあり、次回食べてみたいと思った。
このお店は犬もOKで、犬用ミルクなどもメニューにあるらしい。
しばらくするとスープが運ばれてきた。一見普通の(や、スミマセン)スープっぽい。
シンプルという感じ。でもかなり量はありますな。器が素敵で気に入ってしまった。
ぜひ召し上がってみてくださいという先ほどのお店の人のフレーズが頭に浮かんだ。
どれどれ・・・とひとくち。おおお~おぉいひぃーい☆(「ゴチ」のナイナイ岡村調で)
野菜は細かい大きさで、にんじんやセロリ、ハーブとベーコンかな?が入っていましたが、白っぽい色からしてちょっと牛乳か生クリームが入っているのかも。
じわ~っと野菜の美味しさが塩分ちょうどの微妙な味加減で仕上がっていて、スープに野菜が溶け込んだ感満載。
大きいスープボウルなのに全然余裕で飲み干して、物足りない・・・くらいに思った。
スープが下げられて、ドキドキしてサンドイッチを待った。
(続く)
じんわり胃にしみたスープを飲み終えるとまず相方のサンドイッチが来た。
ツナのサンドイッチ。カンパーニュっぽいパンを使っている。付け合せにポテチとピクルス。
私のは?私のは?と待っていたら来た。
これがウワサのローストビーフのサンドイッチ☆パンが相方のと違う。
ゴマゴマがまんべんなくまぶしてある。黒ゴマは白髪にいいんだよね。お肌にも。
ちょっとめくってみた。いやん♪ローストビーフの色が新鮮な赤で感動。
飲み物も同時に出してくれるよう頼んでいたので一緒にサーブされた。
相方はアイスコーヒー。私は紅茶。ホットで頼んだらポットで来た。付け合せに手作りクッキー。
ティーコゼー(紅茶が冷めないようにポットにかぶせるための布地)をかぶせてくれた。
紅茶はアールグレイ。匂いが独特なのでアイスでしか飲めないという人もいますな。
でも私はホットでも平気。ひとくち飲むと渋みと苦味が舌をまぁるく刺激して香りが広がる。
年々この強い香りと味もクセになってきたなぁ。大人舌になってきたのかな?
どちらかというとフルーツフレーバーのほうが好きなのだが、自分で作るロイヤルミルクティにもアールグレイを使うようになった。
お店の人が素晴らしくいい匂いをさせた持ち手つきのカゴトレイをテラス席に面した広い部屋のテーブルの上に置いて、窓から入る風で冷ましていた。
こんな感じのトレーに新聞紙を敷いて、その上にごそっと焼きたてのクッキーがひとつひとつ等間隔で並べてあった。
お土産に買って帰ろうかと思った。(帰る時にもまだ冷ましていた。残念!)
サンドイッチひとくち分をナイフで切って開いてみた断面。構成はというと、
パン-ローストビーフ1-コールスローサラダ-ローストビーフ2-サニーレタス-パン。
なんという贅沢な断層だろう。ローストビーフ2枚に挟まれたコールスロー。ううむと思いながらパクリ☆
パンの香ばしさ、肉汁のジューシィさ、そしてコールスローの野菜の甘味と旨みが同時に口の中に広がった。
この組み合わせは初めてだけど、今までなんで別々に食べていたんだろうと思うくらいマッチしていた。
コールスローがここまでローストビーフに合うなんて・・・。
コールスローのドレッシングはなんだろう?コールスローとローストビーフの肉汁とで口内じゅわっと汁だく。
ああ幸せ~♪
よく見ると、紅茶のポットとソーサーにお揃いの絵が入っている。松ぼっくり。
お店の名前「パインズランチョネット」のパインは松なんだ。置いてある雑貨にも松ぼっくりのがあった。
付いてきたクッキーは口にいれるとホロリとくずれる感じ。とても優しいお味。
食べ終わってもまだ食べれる感じ。全てがストンストンと優しく胃に落ちていったような食事に大満足♪
会計の時にお店の人と交わした話も柔らかい。内容は忘れたけど雰囲気は覚えている。
外へ出て店の外観をデジカメで撮っていると、外出から戻ってきたこのお店のシェフ(もしかしてご主人?)がもしよかったらお二人を撮りますよと声をかけてくれた。
確認の為にもう1枚、と2回撮ってくれてありがとうございましたとお礼を言われたがいえいえこちらこそと思った。
この店をとりまいている雰囲気はとってもふわふわだった。また来たいなーまた食べたいなーと思いながら後にした。
車を停めてある町営駐車場に向かう途中の軽井沢ロータリーに面した場所にあるお蕎麦屋さん。
蕎麦好きの私もお気に入りの「川上庵」。こちらもワンちゃんOKでお水のサービスがある。
このお店はずっと気になっていたのだが、友人が美味しかったよと薦められて入ったら美味しかった。
東京にも支店があるけれど、都心なので行けていない。行くならこっちのお店で食べたいかな。
駐車料金2時間分の700円を払って(機械があるのに若いお兄さんが丁寧に機械に券を入れてお釣りを渡してくれた)次の目的地へ向かう。
グラススキーができるという草津にあるスキー場(?)の場所をナビに入れて走り出す。
本当なら相方は上高地に行きたいようだったが、7月の始めに落石などがあって復旧工事に時間がかかり、つい昨日あたりに観光が解禁になって混んでいるのと、明日は天候が崩れるというので断念した。
三笠通りを車で走り「白糸ハイランドウェイ」(三笠→峰の茶屋)を通った。300円。
いつもはもう一方の道(中軽井沢駅前から続く道)を走るのだが今回はこちらから。
車どおりも少なく、林の中を走っている間隔。すごく自然が近い。道の傍を沢が流れ、おおきなシダが繁っていた。
細い道や急勾配の道があるのに大型バスもすれ違った。ここ運転しろと言われても困るかも。
長野原まで来ると軽井沢のリゾートっぽい雰囲気ががらりと変わって落ち着いた空気を感じた。
結構下っています。スピード落ちません。
個人宅や学校などの景色を観て、生活や日常という間隔を思い出してきた。
旅のあとはほんのりせつない。まだ旅は終っていないのに、徐々に現実に引き戻されていくような。
眼前に開けた光景は、山が連なっており、ふもとに街。
大きなカーブにふられて目の前が海に見えた。
毎年、夏になると標高1000メートルの地へ逃げ出す。
クワガタ採集と避暑のために、大好きな軽井沢へ。
旧軽井沢はアウトレットのせいで駅周辺は大渋滞・大混雑。
軽井沢銀座なんて、東京の原宿よりもすごい状態・・。
そんな旧軽井沢より、もっと標高が高くて涼しいのが北軽井沢。
渋滞もなく観光客も少ないので穴場です。^^
パターゴルフを併設したショートコースがあって、浅間山を目の前にプレイできるのでよく行きます。
近くで乗馬もできるので、その近辺はけっこう好きかもしれません。
新鮮直売もあるし、テーマパークもこんなときだから、いろいろ行ってみます。
鬼押し出しとか。ナントカ牧場とか。
うちは賃貸で動物が飼えないので、動物と触れあえる系に目がないです。
うさぎを時間単位で借りて、場内で散歩できるというのがありました♪
・・・言うこと聞きやしないし。
まぁ可愛かったからいっか~。
チーズどっぷり、まわりカリカリ、ど~ん、ずしっ!!
チーズ好きにはたまりません♪かなりのボリュームでございます。
チーズの焼けた香ばしい匂いと、とろりとした舌触りと濃厚なお味がとにかくダイナミックでした。
軽井沢発地の「喫茶ばおばぶ」さんのピザです。南軽井沢になるのかな?
運ばれてきた時はあまりの厚さとボリュームにひるみつつ、心の中で、「あれ?お好み焼き?」などと寝ぼけたことを思っておりました。
飲み物も美味しかったので、また行って食べたいなぁ。
近く(歩くとけっこういい運動になる距離^^;)にはこんな素敵な湖もあります。
霧が出ているからか日本じゃないみたいでした。
もうひとつ、日本じゃないみたいと思ったところが中軽井沢にあります。
ここはもう有名なので行かれた方も多いことと思います。
結婚式も行われていて、式の合間に入ることができました。
この建物は光が1日中入るように太陽の軌道に合わせて設計してあり、とても明るかったです。
花嫁姿もきっと映えることでしょう。
軽井沢で気に入った写真がいくつか撮れました。
そのうちのひとつがこれ。
並木道、好きなんです*^^*
前の晩に荷造りをして目覚ましを6時にセットした。7時には出発するつもりだった。
前日には台風7号が関東に上陸するぞという天気予報が外れていた。
起きたのは8時。目覚まし思いっきり停まっているし!
しかし相方は怒らなかった。前夜に久々の飲酒をしたせいで自分も目覚ましに反応しなかったらしい。
私は静かに慌てながら支度を始めた。久々にコンタクトを入れ化粧なんぞしてみる。
春夏に愛用の香水↓も手首に点け、耳たぶにも手首で触れ香りを移す。
NHKの朝ドラを観ながら支度を済ませ、9時過ぎに出発。
台風一過で雲ひとつない青空。車は多いのに空気が澄んでいる感じ。
車は結構走っていたが渋滞ほどではなく順調に流れていた。
途中、上里で食事をした。相方は吉野家で豚キムチ丼卵付き。私はパン屋でパンを3つ。
無料のお茶と一緒にいただいた。SAはとても混んでいた。世間はやっぱり夏休みなんだと思った。
ガソリンを入れる。ハイオク・満タン。リッター134円くらいか。なぜ高いハイオクをわざわざ入れるのかわかんないといつも思う。
女性でいうとヒアルロン酸入り美容液の位置づけか?それともSK-2の即効性のあるたっかいマスクなのだろうか?
11時15分頃、上信越に入る。この頃からカーナビのテレビの映りが悪くなってきた。
相方はずっと「渡る世間は鬼ばっかり」を観ていた。^^;
私はこのドラマを観たことがない。大昔に友人から「観ると性格が悪くなるよ」と言われたことがあったから。
相方は詳細を説明してくれる。大勢の登場人物だけでも大変そうなのにその内容は考えるだけで生きるのが辛くなってきそうだ。
以前、相方と韓国ドラマの「冬のソナタ」や「天国の階段」「オールイン・運命の愛」を観たことがあった。
韓国ドラマのパターンで、日本では考えられないくらいえげつないいじめがあるが、それを観る度に相方は本気で怒っていた。
今は私ひとりで韓国ドラマを観るようになったが、「渡鬼」がある限り「大丈夫。日本も負けていないから」と思う。
音楽をかけることにした。相方の強いリクエストがあった。
岡村靖幸のアルバムだ。・・・そうです相方は岡村の大ファン。
彼の悲報(って亡くなってないが!!)を知り、最近ずっと意気消沈をしているのだ。
なので私は相方の望むように岡村音楽の世界に沈んだ。
しかしそれだけで済まず、佐久ICを出てから一般道に入ってすぐのCDショップで岡村のアルバムを仕入れる相方。
・・・2泊3日の旅は岡村デイズだった。(TT)
12時40分過ぎ、北軽井沢近辺で23℃の気温だった。
軽井沢で東京より6℃低く、北軽井沢はそれよりも更に気温が低い。(東京では35.6℃)
13時から14時半くらいまで北軽井沢にあるショートコースで浅間山を目の前に18ホールまわった。
軽井沢に来たらここのショートコースか、近くにある乗馬をするのが定番になった。
今回は割りと混んでいて他に2グループくらいまわっていた。ひとつのグループはどうやら韓国の人たちだった。
考えてみると軽井沢に来てはじめてアジアの観光客に遭ったかもしれない。
いつの間にか年に一度ここでしかゴルフをする機会がなくなったのでスコアは惨憺たるもの。
景色を愉しむためのものだからと自分をなぐさめてコースを後にした。
18ホール2500円。貸しクラブ付き。お高めだが、景色がいいので全然OK。
パターゴルフもある(超お安い!!!500円)。
ショートコースの後、浅間牧場茶屋に寄って馬やうさぎを横目に展望台(山の上)まで散歩。
相方はミルク大ジョッキ300円をごくごくと飲んだ。私は牛乳が苦手なのでパス。
その後は旧軽井沢に降り、予約していたホテルにチェックイン。
荷物を置いて、ホテルから歩いて銀座通りを散歩することにした。
16時過ぎの銀座通りはほどほどの人出だった。
軽井沢観光会館にて家から持ってきたパソコンを起動。ここでは無線LANができる。
相方がネットをしているそばで携帯から日記を更新したが途中で代わってもらってパソコンからも日記を更新した。
宿泊するホテルはネット対応じゃないのでここでネットを見るしかない。
銀座通りの奥にある猫の店は大好きなお店で、来るといつも何か買ってしまう。
「シブレット」に入ってカキ氷が食べたかったが店員がいないし気配さえない。
すぐに出て「ちもと」でカキ氷を頼んだ。
宇治ミルク。
そしてチャーチストリート内にある「ちゃたまや」でシュークリーム2個150円×2個購入。
夕食の後のおやつとして買ったが夕食はホテルで洋食のコースを予約してあった。
飲み物にスパークリング・ワインをオーダー。えらく美味い。
楽天でも買える。↓「カペッタ バレリーナ ロッソ」のロゼ(赤?)。1000円以内で。
お安いけど(このホテルでは1500円だった)、キール・ロワイヤルが大大大好きな私にはストライクのお味♪
デザートワインみたいに甘くて口あたりが良くて飲みやすいけどアルコール度数が7%!
「呑み過ぎないように」と相方は私にはちょっとずつしか注がない。呑み足りない~☆
夕食は一番お安いコース。私はワインがあって十分だったが相方には足りない量らしい。
シュークリームを買っといて正解。部屋でお茶を淹れて「水10」のミラクルタイプSPを観ながら食べた。
(2日目に続く)
7時半モーニングコール。(7時にセットしておいたはずだが・・・)
朝食はダイニングルームでバイキング形式。和食でも洋食でもお好きなものをどうぞ☆
陽射しがきれいに入る中庭を眺めながらゆっくりと食べた。
部屋で「はなまる」を観てからチェックアウトをして、車はそのままで軽井沢銀座へ向かう。
軽井沢観光会館でパソコンをしながら軽井沢銀座の景色をぼーっと観ていた。
まだ午前中の陽射しの中でギャルソンの格好をした人やシェフの格好をした人が大量にパンを抱えて歩く姿がみられる。
ホテルやレストラン、喫茶店やペンションの人などが食事に出すためのパンを買いに来る光景だと思う。
ああいいなあと思う。別荘族の人や観光に来た人ももちろん買いに来るけれど、プロもわざわざ買いに来る。
うまく言えないけどそういうのってなんか好きな気がする。
少しでも美味しいものを、少しでも出来立てを。おもてなしって心遣いのような気がする。
私たちも今夜の夕食のための買出しをする。今夜はコテージに泊まるので食事はついていないのだ。
「フレンチベーカリー」でフランスパンを1本。
「ブランジェ浅野屋」で胚芽ブレッドを1斤。
「つちや」で五一わいん(白)のエコノミー(1升)を1本。
「腸詰屋」で粗引きソーセージを1パック。
あとはアウトレットに行った時にコンビニで買い足すことにした。
食材を車に積み込んでいった場所は「軽井沢ゆり園」。軽井沢プリンスのスキー場だが、一面にゆりが咲いているらしい。
・・・咲いてないし。
入場料にリフト代込みになっていて1000円。今の時期はゆりが咲いていなくて「最悪の時期」。
そのせいで今だけリフト代が込みになったようだった。全然咲いていないけど景色はいい。
リフトに乗っている時に撮られた写真が1000円だった。合成写真だったけど記念なので買った。(ここには載ってません)
然林庵でお茶。食事も摂ることにした。
ポークシチューセットとホットサンド(トマト・大葉・ツナ)とアイスの水出しコーヒーをイタリアンローストでとアイスカフェラテ。全部で3200円。
私の左腕にはまっている白いのが「ホワイトバンド」。300円。
テラス席で食べた。店内にはジャズが大音量で流れていたが夜のほうがいい。
(二日目の2に続く)
軽井沢のアウトレットで買物。渋滞もなく駐車場に入ることが出来て、そんなに混んではない。
これは軽井沢アウトレットのウエストとイーストの近道で、プリンスホテル中の芝生の途中。
近道となる芝生が開放されてすごく良かった☆パターゴルフもあるし、犬も人も思い思いのことをしていた。
アウトレット周辺には中国から観光で来ている人が多かった。プリンスホテルにお泊り?
前日の韓国の人たちもそうだが、日本の避暑地の印象はどうですかね?
ここ昨年あたりから日本のあちこちで中国からの観光客が増えたなぁと思った。
銀座とかでもたくさんいて、買物を楽しんでいたり・・・。中国は好景気なんだ。
70年代は中東、80年代は日本人、そして2000年代からは中国人が海外旅行の比率を占めるというがなるほどと思った。
買物を済ませ、コテージに行く前に万平ホテルに寄ってお茶をした。
アイスロイヤルミルクティーとアイス抹茶ミルク。700円と650円なり。
車寄せに立っているスタッフは本当に感じがいい。
夕方の気配がする中で今夜泊まるコテージへ向かった。
三笠ホテルに近い地域にあるそこは思っていたより暗いイメージだった。こわぇ~!
山中で電波が届かず、テレビが砂嵐だった。今夜は「電車男」なのに参ったわ。
玄関の扉の内側に「危険ですから猿にエサを与えないで下さい。」と張り紙があった。
食材を冷蔵庫に入れ、荷物を解き、台所で使うものを洗ったり、お湯を沸かしたりした。
辺りを散策しようにも暗くて怖い感じがしたので外に出ないことにした。
着替えてTシャツとハーフパンツでいると心なしか寒い。
木立に囲まれているここは陽が差し込むこともなく涼しさが保たれているのかもしれない。
まだ6時くらいだったが一通りコテージの中を見回ると何もすることがない。
砂嵐の中でニュースを観ていると、悲惨な事件が繰り返し報道されている。
同じ時間軸の中にいるというのに別世界のように感じてしまう。
気が付くと、昨日今日と人と触れ合う機会がほとんどないなぁと思った。
旅ってもっといろんな人と接する機会があって刺激を受けるものだったような・・・。
ザッツ観光地としての軽井沢は観光客を受け入れるプロだから仕方がないのかな。
それとも自分のほうが、何度も来ている軽井沢に対して傍観者としての術を身につけてしまったのだろうか。
まだ早いけどいいよねと食べて呑むことにした。
呑んだくれのテーブル。汚い・・・。酔っ払っていると気にならんのね。
ソーセージをボイルしてパンをちぎり、明太子入りチーズとマーガリンをアテにワインを呑んだ。ソーセージぷりぷり♪
五一わいんはいろんな種類があってランクもあるが、今回買ったのはエコノミー。
お安いから買ったので仕方がないが、ちょっと酸味があった。でもまずまずの味でよかった。
五一わいんは軽井沢に来るといろんな種類を買っているがはずれがない。高いのはもちろん美味しいが、それなりの値段でも不味いのがない。
フレンチベーカリーのフランスパンはジョン・レノンが大好きだったパンで、皮がパリっと香ばしく中がもっちり。
薄く切って口に入れると、きしゅっとした食感と共に味がひろがって何ともいえず旨い。
なぜここでしか買えないのかと残念になる。うちの近くでこれに近いバケットはない。
夕方からだらだらと呑んだくれて、買ってきておいたレトルトのパスタも食べながら「電車男」まで観た。
途中、相方がやけにコテージに何かいそうだ、とか侵入者がどうたら、とか言い出した。
周りは真っ暗だし、室内はやや暗め。しかし私はお酒も入って気にしていなかった。
気が付くと、五一わいん1升のうち半分くらい減っていた。1.8Lの半分。
「電車男」が終ってちょっとすると、観る番組もないし砂嵐なので寝ることにした。
相方は2階の寝室にさっさと上がってパタパタしている。さっき戸締りとか自分でしていたのに?
はしごみたいな階段を上がるともう寝ていた。階段のそばに大量のティッシュがくしゃくしゃと山積みになっていた。
???と思っていると、「蛾がいる・・・捕まえられなかった」とぼそりと言い、また眠りについた。
えええ蛾~!?と辺りを見渡すと、傍に気配を感じた。ふっと顔を向けるとパタパタと部屋の中を舞っている。
しええええ~!!!!と思いながらも、〇ンチョーのスプレー缶とティッシュを手にとった。
きゃつは2階の寝室から階段を降り、下のリビングに逃げ込んでいった。
くそう明かりを消して真っ暗なのに・・・テーブルの上は呑んだくれ食い散らかしたまま。
覚悟を決めてそれから30分くらい死闘を演じた。かすりはするけど逃げられる。
〇ンチョー、全然効かんやんけ!ティッシュにはかすった時の蛾の燐粉がべっとりとくっついている。
考えたくないが、きゃつの胴の太さは成人男子のぶっとい親指の太さくらいあり、ばっと羽を広げると握りこぶしくらいの大きさ。
相方はさっき「もういいよ」と言っていたが、こんなのが頭の上や部屋の片隅にわっさわっさと飛んでいるかもと思うと寝れねーんだよ☆
私は完全に酔いから覚醒した。夜中にティッシュを手に、スプレーを振り回し追いかける様は傍から見たら怖かろう。
何度か見失ったがやっと仕留めることができた。ティッシュで何重にもくるんで燃えるゴミに捨てた。
涼しいのにうっすら汗を感じた。ベッドに入っても目の前に梁があるのと、格闘したせいで眠れなかった。
3時くらいまで暗闇の中でらんらんと目を光らせて室内をスキャンするように見渡していた。
呑んだくれながら相方が言った言葉も頭をぐるぐるとまわり、誰かが窓の外から中を窺っているような気がして怖くて仕方が無かった。
もう永遠に朝なんて来ないような気がした。地震が来て梁に顔を潰されるか、浅間山が噴火して溶岩に飲み込まれるか・・・とも思った。
目をこらしても真っ暗で目を閉じても真っ暗で、自分の意識だけが宙ぶらりんになっていた。
(3日目に続く)
素敵なお店だった。私の好みのインテリアというか雰囲気!庭も外観も。
ぐっぴーGoGoさんがお薦めしてくれたローストビーフサンドイッチが美味しいお店「パインズランチョネット」
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軽井沢も3日目。最終日を迎えた。
相方が、呑んだくれたままのテーブルを片付け、洗い物をしている音がする。
しかし私は階下の音を耳にしながら、瞼と身体を動かすことができないまま横になっていた。
昨日の格闘が響いたのか起き上がることが出来なかった。な、情けない・・・。
昨夜7時15分ごろに地震があり、けっこうな揺れ方をしていたが、呑んだくれていたことと、旅先だからあがきようがないなとある意味冷静なひらきなおりもあってスルーしていたが、何事もなくよかったよかった。
今日はランチに「パインズランチョネット」に行きたかったので、朝食は摂らずに早めにここを出ることにした。
10時チェックアウトなのだが、9時前にはここを出て精算を済ませ、軽井沢銀座の観光会館で相方はパソコンをしていた。
軽井沢ロータリーを過ぎて、銀座通りのすぐ傍に軽井沢町営駐車場があるのでそこに車を停めていたがこの時間は空いていた。
ものすごくいい場所なので2時間700円。ちょっと離れると1回(一日)600円やかなり歩くと500円とかになる。
相方がパソコンしている間に、ブランジェ浅野屋でラスクをお土産に買い込んだ。
だんだんおなかが空いてきた。早くサンドイッチを食べたい感じ。
10時前に相方が終わり、時間が早いけどお店に行こうかということになった。
お店自体は今の時期(夏期)、8時か9時くらいには開いている。
ランチは11時からなので単品で頼むしかないかなぁと覚悟を決めて向かった。
店構えがなかなかいい感じ。ガーデニングっぷりが素敵♪駐車は3台可能だった。
わ~☆めっちゃめちゃ好みだよ~☆
中に入ってみた。
うわ~☆どストライクかもこの雰囲気・・・。この家(店だってば!)まるごと欲しいくらい好きだぁ♪
飾ってあるものも、置いてある雑貨(買うことができる)もさりげないのにすごくオシャレで実用にもいいのばっかり。
メニューはモーニングセット(スープ、3種のオリジナルサラダ、パン)があり、お目当てのスープセット(野菜スープ、日替わりサンドイッチ)は今日はチキンサンドの日だった。
スープセットは11時からのメニューだったので、心に決めていたローストビーフのサンドイッチと紅茶を単品で頼むことにした。
相方は、モーニングセットだとスープもつくし、いろいろ(3種類のサラダ)つくからそっち頼もうか?と言ってくれた。
単品で頼むから自分の好きなのでいいよと言ったらわかったと相方は答えた。
お店の人(柔らかくてふわっとした雰囲気の女性)がメニューを聞きに来てくれたが、もしよかったらお値段はセットより高くなりますが、ローストビーフサンドイッチでスープセットにしましょうかと言ってくれた。
願ってもないことだったので、いいんですか?と嬉しげに言ったら、ぜひ野菜スープを召し上がってみて下さいとおっしゃった。
相方はツナサンドとアイスコーヒーを頼んだが、これもスープセットにしてもらった。
11時にはまだだいぶ時間があるのに申し訳ないと思いつつ、すごく嬉しかった。*^^*
近くのテーブルで食べていたカップルはモーニングセットを食べているようだったが、オリジナルの3種類のサラダがとても美味しそうだった。
パンのお代わりが一個100円でできたり、細かい融通が利くようなメニューが多く、感心した。
他にアフタヌーンティーセット(お好みのサンドイッチ、スコーンで2名から)などがあり、次回食べてみたいと思った。
このお店は犬もOKで、犬用ミルクなどもメニューにあるらしい。
しばらくするとスープが運ばれてきた。一見普通の(や、スミマセン)スープっぽい。
シンプルという感じ。でもかなり量はありますな。器が素敵で気に入ってしまった。
ぜひ召し上がってみてくださいという先ほどのお店の人のフレーズが頭に浮かんだ。
どれどれ・・・とひとくち。おおお~おぉいひぃーい☆(「ゴチ」のナイナイ岡村調で)
野菜は細かい大きさで、にんじんやセロリ、ハーブとベーコンかな?が入っていましたが、白っぽい色からしてちょっと牛乳か生クリームが入っているのかも。
じわ~っと野菜の美味しさが塩分ちょうどの微妙な味加減で仕上がっていて、スープに野菜が溶け込んだ感満載。
大きいスープボウルなのに全然余裕で飲み干して、物足りない・・・くらいに思った。
スープが下げられて、ドキドキしてサンドイッチを待った。
(続く)
じんわり胃にしみたスープを飲み終えるとまず相方のサンドイッチが来た。
ツナのサンドイッチ。カンパーニュっぽいパンを使っている。付け合せにポテチとピクルス。
私のは?私のは?と待っていたら来た。
これがウワサのローストビーフのサンドイッチ☆パンが相方のと違う。
ゴマゴマがまんべんなくまぶしてある。黒ゴマは白髪にいいんだよね。お肌にも。
ちょっとめくってみた。いやん♪ローストビーフの色が新鮮な赤で感動。
飲み物も同時に出してくれるよう頼んでいたので一緒にサーブされた。
相方はアイスコーヒー。私は紅茶。ホットで頼んだらポットで来た。付け合せに手作りクッキー。
ティーコゼー(紅茶が冷めないようにポットにかぶせるための布地)をかぶせてくれた。
紅茶はアールグレイ。匂いが独特なのでアイスでしか飲めないという人もいますな。
でも私はホットでも平気。ひとくち飲むと渋みと苦味が舌をまぁるく刺激して香りが広がる。
年々この強い香りと味もクセになってきたなぁ。大人舌になってきたのかな?
どちらかというとフルーツフレーバーのほうが好きなのだが、自分で作るロイヤルミルクティにもアールグレイを使うようになった。
お店の人が素晴らしくいい匂いをさせた持ち手つきのカゴトレイをテラス席に面した広い部屋のテーブルの上に置いて、窓から入る風で冷ましていた。
こんな感じのトレーに新聞紙を敷いて、その上にごそっと焼きたてのクッキーがひとつひとつ等間隔で並べてあった。
お土産に買って帰ろうかと思った。(帰る時にもまだ冷ましていた。残念!)
サンドイッチひとくち分をナイフで切って開いてみた断面。構成はというと、
パン-ローストビーフ1-コールスローサラダ-ローストビーフ2-サニーレタス-パン。
なんという贅沢な断層だろう。ローストビーフ2枚に挟まれたコールスロー。ううむと思いながらパクリ☆
パンの香ばしさ、肉汁のジューシィさ、そしてコールスローの野菜の甘味と旨みが同時に口の中に広がった。
この組み合わせは初めてだけど、今までなんで別々に食べていたんだろうと思うくらいマッチしていた。
コールスローがここまでローストビーフに合うなんて・・・。
コールスローのドレッシングはなんだろう?コールスローとローストビーフの肉汁とで口内じゅわっと汁だく。
ああ幸せ~♪
よく見ると、紅茶のポットとソーサーにお揃いの絵が入っている。松ぼっくり。
お店の名前「パインズランチョネット」のパインは松なんだ。置いてある雑貨にも松ぼっくりのがあった。
付いてきたクッキーは口にいれるとホロリとくずれる感じ。とても優しいお味。
食べ終わってもまだ食べれる感じ。全てがストンストンと優しく胃に落ちていったような食事に大満足♪
会計の時にお店の人と交わした話も柔らかい。内容は忘れたけど雰囲気は覚えている。
外へ出て店の外観をデジカメで撮っていると、外出から戻ってきたこのお店のシェフ(もしかしてご主人?)がもしよかったらお二人を撮りますよと声をかけてくれた。
確認の為にもう1枚、と2回撮ってくれてありがとうございましたとお礼を言われたがいえいえこちらこそと思った。
この店をとりまいている雰囲気はとってもふわふわだった。また来たいなーまた食べたいなーと思いながら後にした。
車を停めてある町営駐車場に向かう途中の軽井沢ロータリーに面した場所にあるお蕎麦屋さん。
蕎麦好きの私もお気に入りの「川上庵」。こちらもワンちゃんOKでお水のサービスがある。
このお店はずっと気になっていたのだが、友人が美味しかったよと薦められて入ったら美味しかった。
東京にも支店があるけれど、都心なので行けていない。行くならこっちのお店で食べたいかな。
駐車料金2時間分の700円を払って(機械があるのに若いお兄さんが丁寧に機械に券を入れてお釣りを渡してくれた)次の目的地へ向かう。
グラススキーができるという草津にあるスキー場(?)の場所をナビに入れて走り出す。
本当なら相方は上高地に行きたいようだったが、7月の始めに落石などがあって復旧工事に時間がかかり、つい昨日あたりに観光が解禁になって混んでいるのと、明日は天候が崩れるというので断念した。
三笠通りを車で走り「白糸ハイランドウェイ」(三笠→峰の茶屋)を通った。300円。
いつもはもう一方の道(中軽井沢駅前から続く道)を走るのだが今回はこちらから。
車どおりも少なく、林の中を走っている間隔。すごく自然が近い。道の傍を沢が流れ、おおきなシダが繁っていた。
細い道や急勾配の道があるのに大型バスもすれ違った。ここ運転しろと言われても困るかも。
長野原まで来ると軽井沢のリゾートっぽい雰囲気ががらりと変わって落ち着いた空気を感じた。
結構下っています。スピード落ちません。
個人宅や学校などの景色を観て、生活や日常という間隔を思い出してきた。
旅のあとはほんのりせつない。まだ旅は終っていないのに、徐々に現実に引き戻されていくような。
眼前に開けた光景は、山が連なっており、ふもとに街。
大きなカーブにふられて目の前が海に見えた。
(終わり)